データサイエンティストAnchorBluesのブログ

とある民間企業で数学とコンピュータサイエンスをやっている研究員のブログです。

日本の大学院進学率

日本全体の大学院進学率は約12~13%

※この記事においては、「大学の学部を卒業した人のうち、大学院に進学した人の割合」を大学院進学率と定義しているのでご注意ください。

日本の大学院の進学率は、どれくらいのものなのだろう?

例えば京都大学だけで見ると、平成二十八年の大学院進学率は58%(学部卒業生2931人中、大学院に進学した人が1707人)であった。

(参考:http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/about/data/careers.html)

しかし日本全体の大学院進学率に関するデータはなかなか見当たらない。

というわけで詳しく調べてみることにした。

すると、文部科学省のページ(平成25年度博士・修士・専門職学位の学位授与状況)に以下のような数字が。

平成二十五年の修士の学位授与数は、74,187件

つまり、日本における修士課程在籍者の1学年あたりの人数は、約7~8万人ということになる。

1学年あたりの大学生の人数が約60万人(日本の1学年あたりの人数が約120万人で、大学進学率が約50%)と大雑把に考えると、日本全体での大学院進学率は、

7~8(大学院進学人数[万人]) / 60(学部卒業人数[万人]) = 約12~13%

という結果となった。

日本においては、全大学生のうち、大学院に進学できる人が8人に1人程度。

自分はとても恵まれていた。